暖かい季節になると、
紫外線が気になる女性にとって
必需品となるのが、日焼け止め。
そんな日焼け止めを購入する際、
気になるのが「SPF」と「PA」の
表示ですよね。
実は意外と知られていない、
SPFとPAの意味ですが、
「とにかく数値の高い物を選べばいい!」
なんて思っていると、
肌荒れなどの逆効果になる場合もあるので、
注意が必要です。
そこで今回は、
日焼け止め購入のポイントとなる、
SPFとPAの意味についてお伝えします!
日焼け止めのSPFとPAの意味を知ろう!
日焼けの大敵である紫外線には、
シワとたるみの原因となるUVAと、
シミやそばかすの原因となるUVBの、
2種類があります。
簡単に説明すると、
日焼け止めで表示されているSPFはUVBに、
PAはUVAへの効果に対するもので、
意味は微妙に違うんです。
ではそれぞれの意味について、
詳しく説明しましょう。
●SPFとは?
紫外線を浴びて皮膚が赤くなるまでの時間を、
何倍長くできるかを表したものです。
一般的に日焼けするまでの時間は、
20分程度と言われているので、
SPF30の場合は…
20分×30倍=600分(10時間)
つまり10時間は赤くなるのを抑える
効果があるということなんですね。
●PAとは?
UVAによって肌が黒くなるのを
防止する効果の強さを表しています。
PA+…防御効果がある。
PA++…防御効果がかなりある。
PA+++…防御効果が非常にある。
PA++++…防御効果が極めて高い。
PAの場合は「+」によって
4段階に分かれているのが特徴です。
単純に効果の高いものを選びがちですが、
効果の反面、肌荒れや乾燥など、
肌への負担も大きくなるので、
注意が必要です。
SPFとPAでは効果の内容も、
表示の仕方も異なる事が、
よくわかりますよね。
とにかく数値の高いものがいい!
というのは大きな間違いで、
日焼け止めを購入する場合は、
その場に応じたSPFとPAの効果を
考える必要があるんです。
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SPFとPAを知ったうえで選ぶ日焼け止めは?
ドラッグストアや薬局で販売している、
一般的な日焼け止めは、
SPFとPA両方の表示があるものが、
ほとんどですよね。
日焼け止めを購入する場合は、
外出時間や場所、行動によって、
2つのバランスを考えたものを
選ぶといいでしょう。
例えば近所への買い物や、
洗濯物を干すなどの家事ならば、
SPF15~20、PA++程度のものを。
海や山など紫外線の強い場所での
長時間のレジャーならば、
SPF30、PA++++と強めのものを
選ぶといいです。
ちなみに効果のある紫外線の違いから、
一般的にどちらの表示を
重視したらいいか分かれることも。
◆SPFを重視した方がいい人
・日焼けで赤くなりヒリヒリと痛む人
・営業回りなどの外出が多い人
・肌が弱い人
◆PAを重視した方がいい人
・室内でも常にUV対策をする人
・日焼けで黒くなりやすい人
これらをよく考えて、
自分に合った無理のない
日焼け止めを選ぶことが、
大切なんです。
紫外線対策とばかりに
日焼け止めを必死で塗っても、
肌が荒れてしまっては元も子もありません。
今年の夏はSPFとPAの意味を
しっかりと考えて、
日焼け止めを選んでくださいね。