近年、日本でも知られるようになった、
ドイツの伝統菓子のシュトーレン。
12月になるとクリスマスまでの間、
毎日少しずつ食べるのが
基本的な食べ方と言われるだけあり、
「シュトーレンは賞味期限が長い」
とされていますが、
賞味期限が長い理由や
実際にどれくらい保存可能なのか、
気になっている人も多いのではないでしょうか。
そこで今回はそんなシュトーレンの
賞味期限や美味しく食べるための
正しい保存方法について、
しっかりとお伝えしましょうね。
Contents
シュトーレンの賞味期限が長い理由は?
一般的なパンやケーキと比べて、
日持ちがするとされるシュトーレン。
でも一体どうして日持ちがするのでしょうか。
1.水分が少ない
小麦粉100%に対し水分は25%以下と
定められているシュトーレンなので、
腐敗やカビを防ぐことが出来ます。
2.ドライフルーツやラム酒
もともと水分の少ないドライフルーツや、
ラム酒のアルコールの効果で、
雑菌の繁殖が防げますね。
3.粉砂糖をかける
粉砂糖で表面をコーティングすることで
水分を抑える効果が期待でき、
結果、雑菌を防いでいます。
つまりシュトーレンが日持ちするのは、
・他の菓子と比べて水分が少ない
・外は砂糖で、中はアルコールで雑菌などを防いでいる
というちゃんとした理由があるんですね。
ちなみに市販のシュトーレンは
記載されている賞味期限で、
手作りの場合の賞味期限は
2週間程度と考えるといいでしょう。
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シュトーレンを美味しく食べる保存法とは?
ではシュトーレンを美味しく食べるには
どんな保存方法をしたらいいのでしょう。
シュトーレンの正しい保存方法には、
2つのポイントを守ることが重要となりますよ。
◆シュトーレンの切り分け方法
一般的に端から切って食べる人が
多いかと思いますが、
シュトーレンの場合は
真ん中を2つに切り分け、
そこから端に向かって少しづつ食べる
のが正しい食べ方です。
そして食べ終えたら、
切り口の乾燥を防ぐために、
左右の断面を合わせた状態で
ラップをしましょう。
◆シュトーレンに適した保存場所
日本はドイツと比べて加湿や室温が高いので、
カビが発生しやすい条件が揃っています。
なのでシュトーレンを保存するなら、
湿気が少なく暖房の影響が少ない
涼しい場所が適しています。
ちなみに安易に冷蔵庫に入れると、
他の食品のにおいを吸収し、
生地が堅くなったり風味が落ちるなどの
原因となるのでオススメしません。
冷蔵庫に入れる場合は、
間違っても漬物の横に置かないよう
注意して下さいね。
ちなみにシュトーレンは、
冷凍保存をすることができます。
この場合は1㎝ほど薄くスライスし、
冷凍焼けを防ぐために1枚1枚ラップ、
さらにジップロック等で密封しましょう。
食べる時にはオーブントースターで
温めて食べると美味しいですよ。
シュトーレンの賞味期限と美味しく食べるための保存方法は? まとめ
私がシュトーレンを食べる場合は、
すぐに薄くスライスし、
冷凍庫で保存するようにしています。
食べる時にはオーブントースターでカリカリに焼き上げ、
クリームチーズを塗って食べるのが
美味しくてオススメですよ。
シュトーレンは昔の人の
日持ちさせる知恵が詰まった、
伝統的なお菓子と言えます。
シュトーレンを食べて、
クリスマスを待ち遠しく思う気持ちは
昔も今も変わらないと思うと、
なんだか感慨深い物があると思いませんか?