災害が起こった時には早めの避難が重要!
台風や大雨の場合、
地震などの予期せぬ災害とは違い、
ある程度避難するまでに余裕があります。
しかし、それが逆に、
避難のタイミングに対する判断を
鈍らせてしまう場合も。
「もう少し早く避難していれば…」
なんてことにならない為には、
避難のタイミングを、
しっかりと見極めなければなりません。
ここでは、台風や大雨の時に、
どのタイミングで避難すればいいのか?
避難時の行動の心得や注意点なども紹介するので、
ぜひ参考にしてみてください。
Contents
台風や大雨の時の避難するタイミングは?
台風や大雨の時、
避難のタイミングの目安となるのは、
自治体から発令される「避難情報」です。
自治体から発令される指示は、
段階別に
「避難準備情報」
「避難勧告」
「避難指示」
の3つ分かれます。
それぞれの違いを説明しましょう。
◆避難準備情報
今後、避難勧告が発令される可能性が高い場合、
まずは「避難準備情報」が発令されます。
避難に時間のかかる高齢者等は、
避難準備情報が発令された時点で、
避難の準備を始めましょう。
また、避難経路が冠水しやすいルートの場合も、
この時点からの避難をおすすめします。
管理人の実体験で、
「避難勧告」が出た時には、
既に避難所までのルートが冠水して
通れなくなっていたということがありました。
早めに行動しても損することはないので、
「避難準備情報」の時点で避難するようにしましょう!
◆避難勧告
災害によって、
人的被害が発生する可能性が高い場合に発令されます。
河川や海の近く、または山際など、
浸水や高潮、土砂崩れの危険性が少しでもある場所では、
この時点で速やかに避難してください。
◆避難指示
災害によって、
人的被害が出る危険性が非常に高い場合、
もしくは既に人的被害が出た場合に発令されます。
強制力はないですが、
ただちに避難をしてください!
ただし、この時には既に、
「外に出て避難するのも危険」
という状況になっていることも。
避難指示が出る前に、
避難を終えておくことが望ましいですね。
◆避難情報以外でも自己判断で避難を!
自治体から発令される避難情報は、
あくまでも予測や目安です。
「まだ避難準備情報の段階だから、
何も起こらないだろう」
と油断してはいけません。
- 側溝から水が溢れ出している
- 山の斜面から音がする
- 山の斜面にひび割れがある
- 過去にも浸水や土砂崩れが起きた
このような状況が確認された場合は、
避難情報が出ていなくても
自主的に避難をしましょう!
事前にハザードマップを確認し、
危険性が高い場所を把握しておくのも大切ですよ。
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台風や大雨で避難する時の心得と注意点!
ただ闇雲に避難したのでは、
避難途中で危険に陥ってしまう可能性もあります。
以下のことを頭に入れておき、
できるだけ冷静に避難行動を行いましょう。
- 持ち物は両手が使えるリュックに入れる。
- 傘はなるべく使わずレインコートを使用する。
- 底が厚めで履きなれた靴を着用する。
(長靴は、動きづらいこともある) - 冠水している場所は避け、
やむを得ない場合は棒などで
足元の安全を確認しながら進む。 - 道路が冠水していて、
どこまでが道なのかわからない等、
場合によっては車での避難を避ける。 - 河川のそば、山際、堤防などは近寄らない。
- 既に数十センチの浸水がある場合や、
深夜で避難経路の安全がわからない場合などは、
無理に避難をしない。 - 完全に安全が確認できるまでは戻らない。
避難の途中で危険に見舞われてしまうケースや、
せっかく避難しても戻ってしまったがために、
怪我や命を落としてしまった、
というケースもあります。
避難にも十分な注意を払い、
一度避難したら、安全が確認できるまでは、
決して戻らないようにしましょう!
台風や大雨の避難のタイミングは?行動する時の心得や注意点!まとめ
台風や大雨の時の避難のタイミングや
避難する時の注意点を紹介しました。
いかがでしたか?
一番大切なのは、
油断せずに早めの避難をすること。
そして、
避難する際や避難した後にも注意を払うこと。
普段から避難について、
頭の中でシミュレーションしたり、
実際の避難経路を確認しておくなどしておくと、
いざというときにスムーズに行動できますよ!