地震というのは、
ある日突然、人々を襲います。
避難に関しても、
瞬時の判断が必要になるので、
いざその時になるとパニックになってしまう人も。
そこで、もしも地震が発生した時に備えて、
あらかじめ避難のタイミングや、
避難時の注意点などを確認しておきませんか?
そうすることで、実際に地震が起きた時に、
冷静に避難の判断ができるはずです。
ここでは、地震の時の避難のタイミングや、
避難する時の注意点などを紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
Contents
地震の時の避難のタイミングは?
地震が起きた場合、
周囲の状況によって避難のタイミングが変わります。
また、必ずしも、
避難が必要な状況になるとは限りません。
避難が必要か否か、
その判断基準はどうすればいいのか?
ケース別に主な判断基準を紹介します。
◆すぐに避難が必要なケース
▼家屋が倒壊する恐れがある場合
地震によって家屋にヒビや傾きなど、
ダメージがある場合は、
速やかに避難しましょう。
▼津波が来る恐れがある場合
事前にハザードマップ等で、
津波が来る恐れがあるかどうかを
確認しておきましょう。
津波が来る恐れがある場所では、
一刻も早く高台へと避難してください。
避難勧告が出た場合も速やかな避難を。
▼火災の恐れがある場合
地震そのものの影響がなかったとしても、
近くで大規模火災が発生した場合は、
速やかに避難しましょう。
また、ガス漏れが起こっている場合も、
離れた場所へと避難してください。
▼土砂災害の恐れがある場合
山の斜面から音がしたり、
斜面にヒビが入っている場合などは、
すぐに避難をしてください。
◆身の安全を確保後、避難が必要なケース
▼ライフラインが遮断された場合
家屋自体は何ともなくても、
電気水道ガスがどれも使えず食料も水もない。
そんな時には避難所へと足を運び、
食料や水の確保をしましょう。
▼家屋倒壊の危険性がある場合
ヒビや傾きなど目に見える損傷がなくても、
きしむ音がしたり
家屋の耐震性に不安がある場合は、
余震に備えて避難しましょう。
◆避難するタイミング
▼まだ揺れが続いている場合
例え揺れが弱くなったとしても、
まだ振動が続いているうちは、
慌てて逃げようとしないでください。
完全に揺れが止まったのを確認後、
外に避難するようにしましょう。
▼高層ビル等の多い都市部の場合
高い建物に囲まれた場所の場合、
すぐに外へ出てしまうと、
割れたガラスなど、落下物の危険があります。
建物の倒壊や津波などの危険性が少ないなら、
揺れが収まってしばらくしてから
避難を開始しましょう。
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地震発生時の避難の注意点!
避難時には、
とにかく慌てて行動してしまいがち。
ですが焦れば焦るほど、
二次被害が起きてしまう危険性も
高くなってしまいます。
避難行動時には、
以下のようなことに注意しましょう。
- コンロの火を消しガスの元栓を締める。
- 電気のブレーカーを落とす。
- 底が厚く歩きやすい靴を履く。
- 荷物は両手が使えるようリュックに入れる。
- 倒壊や落下物の危険がある建物、
または塀や自動販売機の近くを通らない。 - ヘルメットや鞄で頭を守る。
- 電柱や地面のひび割れがある場所に近づかない。
- 切れた電線に触らない。
- 津波が発生した場合は高台を目指す。
- 火災が起きた場合は風上へ逃げる。
- 揺れが収まっても、
完全に安全が確保されるまでは絶対に戻らない。
これらの点に注意することで、
より安全に避難行動をとることができますよ。
スムーズに避難ができるように、
日頃から避難所の場所や、
避難ルートを確認しておきましょう!
地震の時の避難のタイミングは?判断基準と行動する時の注意点!まとめ
地震が起きた時の避難のタイミングや、
避難時の行動の注意点などを紹介しました。
いかがでしたか?
「避難勧告や避難指示が出たら避難しようか」
と考える人もいるかもしれません。
が、少しでも身の危険を感じたら、
自己判断で避難をしましょう。
地震が起きた時にはとにかく冷静に、
周りの状況をよく確認してください。
この記事で紹介した避難の判断基準に合わせて、
早めの行動を心がけてくださいね。